これからノートkorekara note

岐阜県版エンディングノート「これからノート」のご案内

これからノートの表紙

岐阜県医師会では、人生の最終段階における医療や介護のあり方を考える、新しい形のエンディングノート「これからノート」を作成いたしました。
人生の最期を、住み慣れた場所で穏やかに迎えたいと願う方は少なくありません。このノートは、そんなあなたの想いを多職種の専門家が一体となって支え、ご自身の価値観や希望に沿った医療・ケアを共に創り上げるために生まれました。

「これからノート」は、冊子での配布に加え、より手軽にご利用いただけるよう、電子書籍版とPDF版もご用意いたしました。パソコンやスマートフォンで、いつでも閲覧・ダウンロードが可能です。

電子書籍版

PDF版

病とともに、私らしく生きる。あなたの想いを、多職種とつなぐノート。

一般のエンディングノートが財産や葬儀、相続といった内容を健康なときに記入するのに対し、「これからノート」は、病気や在宅医療が始まった段階から、ご本人やご家族、多職種の医療・介護スタッフが一緒に記入・共有することに重点を置いています。これは、病気を中心とした在宅医療・ACP(人生の最終段階における医療・ケア)の支援ツールとして活用できます。
病状が日々変化するように、それに伴う心配や心の状態も変わっていくものです。このノートは、その時々の想いを何度でも見直し、更新することが可能です。

終末期の想いを語り合うきっかけに

終末期の話をすることは、専門職にとっても難しいものです。このノートは、日々の患者さんやご家族とのコミュニケーションの中で、自然とそうした大切な話題を語り合えるきっかけとなります。

多職種で共有できる

記入された内容は、医師、看護師、ケアマネジャーなど、多職種間で共有され、情報連携を円滑にします。これにより、ご本人の意思を尊重したケア計画の立案に役立ちます。

柔軟な記入方法

決まった時期に医師から配布されるものと思われがちですが、様々な場面で、どの専門職からでも患者さんにお渡しいただけます。また、すべてのページを埋める必要はなく、どこか1ページをきっかけに、少しずつ記入を進めていただけます。

「心肺蘇生に関する医師の指示書」を掲載

岐阜県メディカルコントロール協議会が作成した指示書様式を掲載。万が一の救急時に、ご本人が望まない心肺蘇生を避けるための重要なツールとなります。

医療・介護専門職向け研修会資料・動画公開のご案内

令和7年8月31日に開催されました「これからノート」活用研修会につきまして、講演スライドと動画を公開いたしました。本研修会は、医療・介護の専門職向けに、岐阜県医師会常務理事の佐竹真一先生より、具体的な症例を交えた活用方法についてご講演いただいたものです。
公開されたコンテンツは、日々の業務における意思決定支援にぜひお役立てください。

講演スライド・動画の視聴はこちらから

感想・冊子送付について

「これからノート」をより多くの方にご活用いただくため、ご使用された医療・介護従事者、行政関係者、県民の皆様からのご感想を募集しています。

「これからノート」ご感想フォーム

また、冊子をご希望の方には、お申し込みを受け付けておりますので、ぜひご活用ください。

「これからノート」冊子送付お申込みフォーム