心身の健康
(対処が必要な精神症状)tips / dimentia

物を盗られたと思ったり、じっとしていられずにあちこち歩き回ったりしてしまう

物盗られ妄想というのは、認知症で起きやすい被害妄想の一つです。大事な物を盗られたと訴えます。自分が置いていた物が無くなったというのは、認知症ではないお年寄りでも訴えられる場合があります。置いた場所を忘れてしまうということが原因なのですが、自分が失くしたと思っているのであれば、認知症の物盗られ妄想とは少し違います。認知症の物盗られ妄想は、自分が失くしたとは全く思っておりません。ほとんど探す事もしません。ない=盗まれたとなっている場合が多いのです。

認知症になると、家の中や外を歩き回るといった行動が見られます。これを徘徊といいます。絶えず歩き回っておられるので、何の意味もなく歩き回っていると思われがちですが、ご本人にとっては目的があって歩いている場合が多いものです。


対処法

  • これら症状の分かりやすい説明は 『認知症ねっと』などを参照ください。
  • これら症状は、ご家族など周りの方が対処法について理解するとともに、専門機関への相談をお勧めします。

認知症ねっと

物盗られ妄想

徘徊